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 今年6月2日付けでヤフーがプライバシーポリシーを改定しました。


Yahoo! JAPANでは、ポイントプログラムに関して提携中のカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(以下「CCC」)との間で、それぞれが保有する利用者に関する履歴情報および特性情報の一部を相互に提供し、より深くお客様のことを理解してサービスの魅力を高める取り組みを開始します。当該取り組みに対応する改定として、Tポイント利用手続きをされたお客様について、当該利用手続きのなされたIDに関するCCCが保有する商品購入履歴、キャンペーンやサービスの利用履歴、顧客分析情報の提供を受け、また、CCCに対してYahoo! JAPANが保有する利用者のウェブページ等の閲覧履歴、キャンペーンへの参加情報、顧客分析情報を提供する旨を新たに規定しました。
プライバシーポリシー改定のお知らせ - ヤフー株式会社



 「より深くお客様のことを理解してサービスの魅力を高める」といった建前は置いておいて、要はヤフーは利用者のウェブページ等の閲覧履歴、キャンペーンへの参加情報、顧客分析情報を、Tポイントを運営するCCCはTポイントカード加盟店での商品購入履歴、キャンペーンやサービスの利用履歴、顧客分析情報を、お互いに共有し、双方の売上の拡大に活用するということです。

 現在、Tポイントカード加盟店は、TSUTAYA、ファミリーマートをはじめ、以下のページで公開されているように多数の提携先があります。

TポイントとTカードの総合サイト[T-SITE]



 この多くの提携先に皆さんがYahooにログインした状態でアクセスしたWeb履歴が共有されます。また、この提携先でTポイントカードを利用した場合、その利用状況がヤフーと共有されます。

 オンラインでの活動とオフラインでの商品購入やレンタルの履歴が結び付けられ、「より深く皆さんのことが」ヤフーとTポイントカード加盟店に理解されちゃうわけです。

 もっともわかりやすいところでいくと、「おすすめ商品の提示」なんて利用のされ方がありそうですね。

 たとえば、TSUTAYAに行くと以前ヤフーで検索したキーワードやWebの閲覧履歴なんかを元にDVDなんかをお勧めしてくれたりするわけです。共有データそのものは個人を特定しなくても、Tポイントカードをかざすとなぜか出てくるお勧め情報は店員さんもきっと目にすることでしょうね。フェチな人は陰で変なニックネームとかつけられちゃうかもしれません。あーこわ。

 しかもですよ、改定されたヤフーのプライバシーポリシーにはもっと怖いことが書いてあったりします。


当社は、お客様が利用されたサービスやソフトウエア、購入された商品、ご覧になったページや広告の履歴、お客様が検索された検索キーワード、ご利用日時、ご利用の方法、ご利用環境(携帯端末を通じてご利用の場合の当該端末の通信状態、ご利用に際しての各種設定情報なども含みます)、お客様のIPアドレス、クッキー情報、位置情報、端末の個体識別情報、病気予防のためのエビデンス(根拠)情報の収集、獲得、創出のためのプロジェクトおよびその一環としてなされるゲノム解析サービスに申し込まれたお客様から提供いただいた試料を検査し、解析した結果得られるお客様の遺伝子に関する情報等(以下「遺伝子情報」といいます)などの情報を、お客様が当社や当社の提携先(情報提供元、広告主、広告配信先などを含みます。以下「提携先」といいます)のサービスをご利用になったりページをご覧になったりする際に取得します。 また、当社は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社から、株式会社Tポイント・ジャパンが発行するTポイント(以下「Tポイント」といいます)の付与を受けるための所定の手続きを行われたお客様の、購入された商品、ご利用になったキャンペーンやサービスの履歴(Tポイントをご利用になった履歴を含みます)に関する情報やカルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社が独自の基準で分類したお客様の興味関心分野や推定したお客様の属性に関するデータ(以下「顧客傾向データ」といいます)の提供を受けます。
第1編 基本ガイドライン - サービス利用規約 - ヤフー株式会社



 なんと遺伝子情報ですよ、奥さん!

 プライバシーポリシーに「遺伝子情報」や「ゲノム解析」なんて言葉が出てくるなんて、なんてハイテクなんでしょう。

 この遺伝子情報も将来的にはCCCと共有したりするのでしょうか?そう言えば、Tポイントカード加盟店にはドラッグイレブンをはじめドラッグストアが6社ほどありましたっけ。遺伝子情報を元にお薬をおすすめとか使えそうですねぇ。「禿げる前に育毛剤」とかw 


 当然、「深く理解なんてされたくない」、「ヤフーやCCCなんぞに自分のプライバシー情報を共有されるなんてまっぴらごめんだ」と望む人間もいると思います。実際、私がそうですが、ヤフー株式会社・執行役員社長室長の別所直哉氏によるとそのような人間は「プライバシーフリーク」なんだそうです。

反対したら『プライバシーフリーク』?ヤフーのパーソナルデータに関する見解に批判続出 - NAVER まとめ


 「フリーク」という英単語は「奇形」と訳されるようです。また、マニアという意味もあるようです。

 別にプライバシーに対してマニアでもましてや奇形でもなく、単に自分のプライバシーを自分があまり信用していないヤフーとCCC(実際にはTポイントカード加盟店)という企業間で共有されたくないだけなのですが、それでもプライバシーフリークなんでしょうか?

 まあ、自社のユーザをプライバシーフリーク呼ばわりするような奴の言葉なんてどうでもいいので、とりあえず悪用のリスクを軽減するため、情報提供の停止手続きをするとしましょう。

 プライバシーフリークプライバシーに敏感な方は以下の手順を参考にしてください。

 まず、ヤフーがやっと提供を再開したオプトアウトのページにアクセスします。

 ヤフーにログインした状態であればすぐにオプトアウトのページが表示されます。ログアウトしていた方はログインすれば表示されます。

yahoo-optout01.jpg


 ただし。私のようにヤフーとTポイントカードの連携をしていないと、上記のようなメッセージが表示され、端から情報提供はされていないので、当然オプトアウトはできません。

 プライバシーフリークとしてはぜひオプトアウトしてみたいので、ここはあえて連携させて再度アクセスすると…
(追記:検証のため連携させましたが、連携していない方はあえて連携しない方がよろしいかと。)

yahoo-optout02.jpg


 無事?情報提供を「無効にする」ボタンが現れましたので、すぐさま無効にしましょう。

yahoo-optout03.jpg


 これでオプトアウト完了……

 ではありません。

 もし、この手続だけで「完全にオプトアウトした」つもりでいたとしたら、まだ終わっていないので注意してください。


 ここまでの手続きはヤフーに対してCCCへの情報提供を停止するよう依頼しただけです。つまり、CCCは相変わらずYahooに情報を提供してしまいます。TSUTAYAで借りた大きな声では言えないAVのタイトルやドラッグイレブンで買った薬の情報などがヤフーにわたってしまうかもしれません。薬の情報って結構プライバシー度高いんですけどね。

 複数の企業間で情報を共有する際にオプトアウト方式を使われると、それぞれの企業に対し明示的に拒否しなければ完全に情報共有を停止することができません。こういうのは普通オプトイン(利用者の承諾を得ることで情報共有が可能になる)にすべきだろと思いますが、そうするときっと誰も承諾しないのでオプトアウト方式を取るのでしょう。この辺りも、ヤフーやCCCを信用出来ない理由の一つです。

 さて、CCCでのオプトアウトですが、これがまた実に面倒というかCCCらしいというか、とっても面倒です。

 まずはこちらのページにアクセスします。

情報提供の停止や再開はどうすればよいですか? | TポイントとTカードの総合サイト[T-SITE] -よくあるご質問とお問い合わせ
情報提供の停止や再開のご要望は以下の問合せフォームから承ります。



 真ん中辺りに「お問い合わせフォーム」というリンクがあるのでクリックします。

 すると「お問い合わせフォーム」が表示されるので、入力欄に「データ提供の停止」と入れ、「次へ」ボタンをクリックします。

CCC-optout01.png


 すると、大量の個人情報を収集する画面が表示されます。

CCC-optout02.png


 こんなもん、ヤフーと同じでTサイトにログインさせて、ボタンか何かをクリックするだけで簡単にオプトアウトさせればいいだけだろうに、大量に個人情報を入力しなければならない理由がよくわかりません。しかもですよ、この中に「Tポイントお問い合わせ番号」というのがあるのですが、これを調べるためにはTサイトにログインしないといけないのです。どうせログインするのになぜまた個人情報を大量にいれさせるのでしょう?意味がわかりません。馬鹿なの?

 と、怒りながら入力し、「Yahoo!特約【データ提供停止】」という意味がよくわからないチェックボックスにチェックを入れ、「入力内容を確認」ボタンを押して確認画面を表示し、「送信する」をクリックしてやっと完了……

CCC-optout03.jpg

 ではありません。

 なんとこれから順次回答するそうです。1件1件、人間が見て処理するのでしょうか?なんてアナログ。

 あ、ひょっとしてここでゆっくり時間をかけてその間にできるだけ情報を共有するつもりなのでしょうか?

 さすが、CCC。拒否しない限りデータの共有を可能とするオプトアウトの仕組みがよくわかっていらっしゃる。こうなると、Tポイントカードを使わないことでしか情報共有は避けられそうもありません。

 それにしても、オプトアウトが受け付けられたらさかのぼって全ての共有データを削除してくれるのでしょうか?なんか嫌な予感しかしません。

 ヤフーもCCCも同じくらいに悪質だと感じていましたが、こうしてみると、やはりCCCの方が一枚上手のような気がします。

 ということで、果たしてオプトアウトがいつ受け付けられるのか? それまでに共有されたデータが削除されるのか?

 詳細が分かり次第、また書きたいと思います。

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