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 街を歩けばあちらこちらに監視カメラがあり、皆知らず知らずのうちに撮影されています。

 また、万引き防止やお得意様への特別な対応をうたう顔認識システムなども現れています。

「客の顔情報を115店舗が無断共有」というニュースで調べたことと切なる願い : I believe in technology
知らないところで写真を撮られ、それがデータ化され、共有される社会というのはあまり気持ちの良いものではありません。また、そこに間違いや悪意が介在するとプライバシー侵害だけではすまないという恐れもあります。


 このような監視カメラや顔認識システムは安全性の向上や利便性の向上につながる反面、使う側のモラルの低さやプライバシーに対する配慮の未熟さ、あるいは悪意により容易にディストピア化しかねない危うさを秘めています。

 こうした「監視」に対し、アメリカのアーティストが自身の顔を用いて作成したマスクを使って対抗しようと「URME SURVEILLANCE」(注:URMEはユー・アー・ミーと読む)というプロジェクトを開始しています。




 マスクのモデルとなっているのはアーティストのLeo Selvaggio氏。

 このマスクは、顔認識ソフトウェアでテストされており、着用した人が『Leo Selvaggio氏』と認識されることが確認されているそうです。

URME01.jpg
(上記画像は公開されている動画の一コマです。)


 マスクをつけることで、皆さんの「顔」は撮影されたりデータ化されずに済みます。また、「Leo Selvaggio氏」は同時に離れた場所に複数存在することになり、そのデータの信用性はなくなることでしょう。かくしてプライバシーは守られる……。


 マスクは資金募集サービス「INDIEGOGO」で「URME DEVICES」として販売されています。

 3Dプリンタで作成された精巧なこちらのバージョンは40ドル。

20140408155001-Mask2web.jpg
(画像出典:URME SURVEILLANCE: Developing Devices to Protect the Public | Indiegogo


 紙製のちょっとお安いこちらのバージョンは10ドル。

20140408155042-URME_maskFLAT.jpg
(画像出典:URME SURVEILLANCE: Developing Devices to Protect the Public | Indiegogo


 もちろん、いくつかの顔認識ソフトウェアに有効とはいえ、これらのマスクで完全にプライバシーが守られるわけではありません。しかし、このプロジェクトは「監視とプライバシー」という重要な問題について考えるひとつのきっかけになるでしょう。

 ご興味がある方、購入してみてはいかが?

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