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 先日発表されたAppleの新MacProですが、日本の現行法令上はスーパーコンピュータ扱いになるため、大学や政府、独立行政法人が新MacProを導入する際には「スーパーコンピュータ導入手続」に従って導入しなければならないようです。
 



 この根拠となっているのは、平成18年度版政府調達における我が国の施策と実績という文書です。
 
 これによると、スーパーコンピューターは「1.5TFLOPS以上」とあります。
 

スーパーコンピューターの範囲
本導入手続が適用されるコンピューターの範囲(スーパーコンピューターの演 算性能に関する基準値)は、当初「300MFLOPS以上」の理論的最高性能を 有するスーパーコンピューターとされていたが、平成7年4月1日以降「5GFLO PS以上」、平成11年5月1日以降「50GFLOPS以上」、平成12年5月1日以降 「100 GFLOPS以上」、平成17年 5月1日以降は「1.5TFLOPS以上」に引 き上げられている。
第Ⅰ編 我が国の政府調達に関する規定と政府調達に係る自主的措置の経緯



 一方、MacProは最大「7TFLOPS」です。

アップル - Mac Pro - パフォーマンス
最大 7 テラフロップスの 演算能力


 このように、演算性能ではMacProはスーパーコンピュータ扱いとなってしまいます。

 ただ、高性能なGPUが普及している昨今では「1.5TFLOPS以上」というのはいかにも低すぎる水準ですね。別に、新MacProを持ち出すまでもなく、自作PCでも高性能なGPUを搭載しさえずればこの基準を上回ることが可能です。実は、この数値は平成17年4月25日に決定後、8年以上も見直されていません。


「100GFLOPS以上」を「 1.5TFLOPS以上」に改正する。
「スーパーコンピューター導入手続」の一部改正について



 つまり、新MacProが現在のスーパーコンピュータ並みに高性能というわけではなく、単に基準が8年も前に決められたものであるため、スーパーコンピュータ扱いになってしまうということなのですが、これにより大学や政府、独立行政法人が新MacProを導入しようとするとかなり面倒なことになるようです。
  

 
 
 上記ツイートは、国内最速のスーパーコンピュータTSUBAME2.0の設計でも有名な松岡聡教授によるものです。松岡教授によると、何年も文科省や経産省に公式に訴え続けたにも関わらず、改正されなかったようですね。
 
 背景には、国内スパコンメーカーの圧力などが考えられますが、MacProはアップルではデスクトップパソコンという位置づけです。それがスーパーコンピュータ扱いというのはなんとも無理がありますね。
 
 「アメリカのパソコンが日本ではスーパーコンピュータだってm9(^Д^)プギャー」
 
 なんて、笑い者にならないように早いところ改正するわけにはいかないものでしょうか?


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