reynotch

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 LINEやカカオトークといった無料通話アプリが人気ですが、それらより前から存在する老舗の無料通話アプリ「Viber」のAppStoreページが書き換えられてしまいました。
 
 同ニュースを伝える「The hacker News」の記事にはそのスクリーンショットが貼られています。


(画像引用:Viber's Apple App Store account hacked; Description changed by hackers - The Hacker News
 
 書き換えられた文面は…


We created this app to spy on you, PLEASE DOWNLOAD IT!
我々はあなたをスパイするためにこのアプリを作りました。どうぞ、ダウンロードして下さい!

 

 「Viber」はイスラエルの会社なのですが、本社はキプロス、開発拠点はベラルーシにあるというなかなか不思議な会社です。電話帳データをサーバにアップロードすることや以前はそのやり取りを暗号化していなかったことなどで何度か叩かれたこともあります。

 その「Viber」、実は先週Webサイトが不正アクセスを受けており、データベースから「電話番号」、「UDID」、「IPアドレス」などの情報が漏れたばかりです。
 
 
(画像引用:Free calling app 'Viber' website defaced; database hacked by SEA - The Hacker News) 
 
 ハッカーが公開した情報によると、アカウント作成時に登録する情報だけでなく、IPアドレスまでサーバに記録されていたようです。ちょっと気持ち悪いですね。


(画像引用:Free calling app 'Viber' website defaced; database hacked by SEA - The Hacker News) 
 
 無料通話アプリは利用者だけでなくアドレス帳の情報もサーバにアップロードさせたりするため、そのデータの管理の仕方によってはかなりリスクが高いと思います。

 「Viber」のWebサイトを攻撃したハッカーは「Viber」がスパイであるとしアンインストールすることを推奨しているそうですが、その点に関してはあながち間違っていないかもと思ってしまいました。