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続報→ICT女子プロジェクトを盛り上げるICT48、文字通り「白紙」に戻る!? 当該ページが白紙となった意図は?|I believe in technology


 一般社団法人テレコムサービス協会 ICTビジネス研究会が始めた「ICT女子プロジェクト」という取り組みが酷すぎると話題になっていますが、掘れば掘るほどいろいろ見つかり、企画した連中の頭のなかを疑いたくなります。
  
 まず、この「ICT女子プロジェクト」とは何か?企画している「一般社団法人テレコムサービス協会 ICTビジネス研究会」のページを見てみると以下のように定義されています。
  

 全国津々浦々でICTを用いて活動する女性(ICT女子)を発掘し、彼女達に一層の活躍の場を提供するための取組
ICT女子プロジェクト | ICTビジネス研究会




 さらに、このプロジェクトを一緒に盛り上げるメンバーを募集しているのですが、その応募資格が以下です。


◆応募資格
(1)ICTを用いて活動している女性(自薦他薦を問いません)
(2)2016年7月1日時点で13歳~24歳の方
  (18歳未満の方は、保護者の方の同意が必要)
  
 --以下、省略--

ICT女子プロジェクト | ICTビジネス研究会


 
 応募資格にかなり厳しい年齢制限がありますね。
 
 「全国津々浦々でICTを用いて活動する女性」には、仕事柄、接する機会があります。単に活動しているだけでなく、第一線で活躍する素晴らしい女性を何人か知っているので、ぜひ推薦したいところなんですが、この年齢制限だとそのほとんどが当てはまりません。とても残念です。なぜ、このような年齢制限が必要なのでしょう?
 
 しかも、当初の “「ICT48」メンバー応募用紙” には「身長、体重、写真(アップ)、写真(全身)」が必要とされていました。
 
ict-joshi-001.jpg

 
 年齢制限といい、「身長、体重、写真(アップ)、写真(全身)」といい、これってまるでアイドルか何かの募集を意図しているようですね。「一般社団法人テレコムサービス協会 ICTビジネス研究会」が求めているのは本当に「ICTを用いて活動している女性」なんでしょうか?
 
 
 実は、この応募用紙、現在は差し替えられています。

 おそらく各所から指摘があったのでしょう、現在、サイトからダウンロードできる応募用紙は「身長、体重、写真(アップ)、写真(全身)」といった項目が削除されたものに、こっそりと、差し替えられています。

ict-joshi-002.jpg 
 
 
 特に説明もなく差し替えられた応募用紙ですが、ICTを駆使することで(というほどのものでもないですが)、差し替え前の応募用紙を掘り出すことができました。
 
 「Internet Archive Wayback Machine」に、差し替え前の応募用紙が残っています。

wayback-machine-ict-jyoshi.png


 興味がある方は以下からダウンロードして下さい。Word版とPDF版があります。
 
 ICT48 応募用紙(DOC) ダウンロード▶︎
 (PDF) ダウンロード▶︎
 
 
 「Internet Archive Wayback Machine」には、2016年6月9日、10日、11日(00:41:58、00:56:35)の分がアーカイブされていました。すべてチェックしましたが、差し替えは6月10日にアーカイブされた後に行われたようです。
 
 差し替え前と差し替え後でファイル名が異なるのですが、ファイル名の一部が日付になっています。このファイル名からも、6月10日に急遽、「身長、体重、写真(アップ)、写真(全身)」といった項目を削除し、差し替えたであろうことがわかります。
 
 差し替え前のファイル名
  Word版 ict_joshi_48ap20160427.doc
  PDF版 ict_joshi_48ap20160427.pdf
  
 差し替え後のファイル名
  Word版 ict_joshi_48ap20160610.doc
  PDF版 ict_joshi_48ap20160610.pdf
  
  
 このファイルですが、ファイルの詳細情報を見ると、さらにおもしろいことがわかりました。

ict-joshi-003.jpg
 
 
 今回の「ICT女子の応募用紙」に対して、“「あゆみ」ワークショップ&オーディション 応募用紙” というタイトルはちょっと変です。そこで、ちょっとググってみました。
 
ayumi-audition.jpg
 
 おやおや。同じタイトルのWordとPDFが見つかりましたよぉ。このファイルが置いてあるサイトは、「ままごと mamagoto」という劇作家・演出家の柴幸男氏によって旗揚げされた、柴幸男氏の作品を上演する団体のものでした。
 
 
 試しに、ファイルをダウンロードしてファイルの詳細情報を見てみましょう。
 
 作者名に注目です。同じですねぇ。

ayumi-audition-word.jpg

 
 さらに、「ままごと mamagoto」のサイト内を見てみると、以下のように「あゆみ」に関する説明がありました。
 
 

あゆみ?

2008年の初演以降、全国各地で上演されている『あゆみ』は柴幸男の代表作であり、今後もレパートリーとして上演を続ける作品です。

『あゆみ』は、2010年「あいちトリエンナーレ」にてリ・クリエイション(再創作)され、名古屋、大阪、岐阜で上演されました。

2011年には、東京、横浜で上演を行ない、2012年には、福岡、香川、新潟へと歩みを進めます。現在進行形の新作として、生まれ変わった『あゆみ』をどうぞお楽しみください。
ままごと: あゆみ?


 
 
 どうやら「ICT女子の応募用紙」は「ままごと mamagoto」さんが作成した“「あゆみ」ワークショップ&オーディション 応募用紙” をパクったようです。
 
 さすが、ICTビジネスを研究する一般社団法人テレコムサービス協会 ICTビジネス研究会ですね。応募用紙をWordで作成するにあたり、ICTを駆使し、インターネット上の他者が作成した同じような目的のコンテンツを見つけ出したんでしょうね。もちろん、パクるからには、「ままごと mamagoto」さんに連絡を取り、ファイルを流用させていただく許可をいただくなど、後から問題にならないような対処も済ませているのでしょう。
 
 
 巷では、セクハラだの、馬鹿っぽいだの、さんざん言われている「ICT女子プロジェクト」ですが、どうどうと他者のコンテンツをパクったり、こっそり応募用紙を差し替えたりする団体がやっているので、この状況は仕方がないのかもしれません。
 
 
 ちなみに「ICT女子プロジェクト」は、総務省公認のようです。
 



 このツイートを見て、日本のICTの未来に不安を感じる方も多いでしょう。
 
 でも、心配しないでください。
 
 真の「ICT女子」はもちろん、「ICT男子」にも優れた人材はたくさんいます。
 
 現場は腐っていませんから。
 
<関連記事>
ICT女子プロジェクトを盛り上げるICT48、文字通り「白紙」に戻る!? 当該ページが白紙となった意図は?|I believe in technology
先日お伝えした何かと問題のありそうな「ICT女子プロジェクトを盛り上げるICT48」ですが、現在、当該ページを表示すると以下のように「まっしろ」な状態になります。


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